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ファインケミカル製造プラントのステンレス製反応缶を設備更新しました

お客様のニーズに基づいた受託製造
ファインケミカル製造プラントのステンレス製反応缶 (2500 L) 1基を設備更新しました。ステンレス製反応缶は熱伝導がよく除熱や昇温など温度制御に優れていますが、「錆び」の異物混入リスクは常にあります。今回、異物混入リスクを低減するため耐食性の高い金属「SUS316L」製の反応缶を導入しました。このSUS316Lは、一般的にステンレス鋼のハイグレードモデルとして認知されています。身近に使われているステンレス鋼はSUS304製であり、これよりも耐食性が高いステンレス鋼がSUS316です。今回導入した反応缶に使用されるSUS316Lは、SUS316に比べて炭素量を少なくすることで、耐食性がさらに向上し、加工性にも優れたステンレス鋼となっています。
日生化学工業所では、多種多様な合成ニーズに対応しており、少量のサンプル合成から大量製造まで幅広い対応が可能です。ファインケミカル製造プラントでは、500~7500 Lのステンレス反応缶21基、500~5000 Lのグラスライニング製反応缶18基、原薬対応製造プラントでは、3000 Lのステンレス反応缶1基、3000~6000 Lのグラスライニング製反応缶3基を揃えて、お客様のご要望のプロセスを速やかに工業化設計し、製造致します。


ファインケミカル製造設備
https://www.nisseikagaku.co.jp/fine.html
原薬製造対応設備
https://www.nisseikagaku.co.jp/source.html